人と環境にやさしいシロアリ防蟻・防腐材

シロアリ対策として防蟻剤には即効性のある薬剤が使用されている場合があります。健康住宅でありながら薬剤を使用するのは・・・住まい手の健康と財産を守るため徹底的に研究された安心して使用できる防蟻・防腐材。自然で優しい、環境を考えた木炭塗料。それが床下用くま炭塗料です。

 

 

 

あなたの住宅の床下は安全ですか?

今日、熱効率の良さから注目される高気密住宅ですが、ここで心配されるのが室内空気の汚染です。空気の逃げ場がないため、通常の換気だけではとても室内環境の改善は望めません。近年、建材などから発生する化学物質で発症するシックハウス症の増加は住宅の密閉性が原因の一つと言われています。そのような密閉された住まいの中で、床下にシロアリ対策として毒性の強い薬剤が使用されている場合があります。

古の知恵、自然素材で床下を守る。住まい手を守る。

囲炉裏の黒い“すす”には、生活の知恵として、木材の防虫、防腐効果があることが知られていました。薬を使用せず自然素材で、床下のシロアリ、防腐対策ができたら・・・そんな思いで開発された木炭などの自然素材を配合した防蟻・防腐塗料が床下用くま炭塗料。自然素材でありながら、公的機関で証明されたシロアリ防蟻・防腐効果で床下と、住まい手を守ります。

 

床下用くま炭塗料の安全性

木炭と自然素材の中でもシロアリ防蟻・防腐効果の高い素材を厳選配合した床下用くま炭塗料は、優れた防蟻・防腐効果を持ちながら、公的機関にて人や環境に対する高い安全性も確認されています。床下の工事をする作業者、住まい手の健康や住宅周辺への環境負荷を考えた、人や環境にやさしい塗料です。

 

 

 

施工事例

床下用くま炭塗料は、子供たちやお年寄り、住まい手の健康を考えた防蟻・防腐材で、一般住宅をはじめ保育園・幼稚園や、介護施設など多くの建物に採用されています。

 

一般住宅

幼稚園

介護施設

 

床下用くま炭塗料の公的試験データ

 

1. 野外耐蟻性試験(独立行政法人 森林総合研究所)

■試験方法

シロアリは木材を食べる特性があり、住宅の骨組みとなる木材の強度を低下させる原因ともなります。野外耐蟻性試験とは木材のシロアリに 対する耐性を調べる試験の一つです。『床下用くま炭塗料を塗装した試験杭』と『未塗装試験杭』を図のように、屋外のシロアリの生息地の地中に打ち込み、試験杭のシロアリによる被害状況を2年半観察します。2年半の間、杭のシロアリによる被害が見られなければ、シロアリに効果ありの評価となります。

 

試験結果

3年5か月の間、シロアリの被害はほぼなく合格
床下用くま炭塗料を塗装した試験杭は、3年5カ月経過後も、平均被害度が0.5とほぼ健全な状態を保っていた。

塗装していない木片(寄木) 床下用くま炭塗料を塗装した木片(試験体)

 

2. 室内防蟻効力試験

■試験方法

室内防蟻効力試験とはシロアリ(職蟻150匹、兵蟻15匹)によるシロアリに対する耐久性を調べる試験です。床下用くま炭塗料を塗装した試験体と、塗装していない試験体をシロアリが入った容器に入れ、シロアリの食害を受けるかを確認します。なお、木材はシロアリに食べられるとその重量が減少することから、シロアリによる食害の有無の確認方法として、試験前後での試験体の重量変化を調べます。重量変化が大きければ大きいほどシロアリによる食害の被害が大きく、重量変化が3%未満であれば、シロアリに対する耐性があるものと評価されます。

 

試験結果

重量減少率3%未満、死虫率100%
床下用くま炭塗料を塗装した試験体は、重量減少率が3%未満でシロアリに対する耐性があるとともに、死虫率が100%で、床下用くま炭塗料を処理した試験体はシロアリに耐性があることを確認できます。なお、試験体を水に漬けたり、乾燥させる操作を繰り返し、わざと塗料の中の有効成分が抜け出しやすい状況操作(耐候操作)を行うことで、より実際の使用環境に近い状態でのシロアリに対する試験評価を行うことができます。

床下用くま炭塗料を塗装した木片と塗装していない木片を容器の中に入れた耐シロアリ効果の試験

 

デザイン性

通常木炭色(黒色)が基調色となりますが、仕上げ材として通気性のクロス仕上げ、専用通気性化粧塗料仕上げ、塗り壁風仕上げが可能なので、機能だけでなくデザインにもこだわったお部屋を作ることができます。